水子の供養
ご自分と親兄弟や家族を含めて、産めなかったり、生まれなかったり、死産や生まれてもすぐに亡くなってしまった赤ちゃんを供養しましょう。水子は祟(たた)ることはないですが、供養することで現世で生きている血縁の人の幸せにつながります。
高い供養料を払って、お寺さんにお経を上げてもらっても、ひと任せではいけません。
自らが「産んであげられなくて、ごめんなさい。」というお詫びの気持ちを込めて、お祈りを捧げることが大切です。
1. 水子供養の仕方
一般的に水子は、成人の死者と違い戒名がなく、位牌を作りません。水子の魂は、「地蔵菩薩」のお世話になると言われておりますので、お地蔵様か、観音様を位牌の代わりにお祀りいたします。また、水子自身も、お地蔵様や観音様を好むと言われております。
そこで、仏壇や、清浄な箇所に地蔵菩薩か、観音菩薩をお祀りし、21日間手を合わせ、般若心経を読経し、写経します。その後、写経済みの用紙をお寺に納めるか、お焚き上げをします。この処理が難しいときは当店にお申し付け下さい。

写経の仕方
奈良時代から続いている写経はもともと仏教の経典を書写する修行として行われてきました。修行は信仰心を養い、強化する訓練です。また、清浄心を養うことも目的のひとつです。
写経を行うときは敬虔な気持ちで、全身全霊を込めて筆をとることが肝要ですが、なかなか誰もが無我の境地で写経に臨めるわけではありません。むしろ心を静めるために写経を行う人もいます。
写経の途中では誤字脱字が生じたり、なかなか筆が進まないこともありますが、途中で止めないことが大事です。
写経の手がなれてくるにつれ、精神も集中して、一定のリズムも生まれてきます。「写経によって仏の声を聞く」といわれますが、この無心無我の境地を「三昧」といいます。写経の尊さはその過程で集中力が養われていくことです。こうして書き上げた作品にこの上ない喜びを感じるのも写経の魅力です。
なお、写経を終えた経文は額に入れたり掛け軸に表装して飾ったり、人にあげるのも良いでしょう。また、先祖供養や様々な祈願を込めて書写した経文は菩提寺などに納経するのがよいでしょう。
2. 水子供養の準備
当店の以下の画像リンクから水子の供養に必要な仏像や写経用紙がご注文できます。